保護者さんへの質問箱シリーズ。
ご回答いただいた方、ご協力ありがとうございます。
第52回目では、以下の質問と回答をまとめていきます。
目次
①ビジョン トレーニングをやったことはありますか?もし過去に経験があれば、なぜ必要だと思ったか、どのような内容だったか教えてください。
- 目の前にある物を見つけられなかったり、指差した先を目で追えなかったりと、見る力に問題があるのではと感じたので、数年前からトレーニングしてもらっています。
内容は主にパソコンで間違い探しのようなことをしています。
「色が沢山あるより白黒で書かれたものの方が理解しやすい」「横書きは情報量が多く感じるので縦書きの方が見やすい」など発見がありました。 - ないです。
- ビジョントレーニングというものを初めて聞きました。
- ないです
- ありません
- ビジョントレーニングという単独のトレーニングではなかったですが、未就学児の時受けていた作業療法や、心理発達相談の中に、見る力をトレーニングするものがいくつかありました。
覚えているのは二つで、一つは、机にビー玉を次々と転がして、机の端から落ちるビー玉を、両手に持ったプラスチック製のコップでキャッチしていく、というものです。動いてくるビー玉を目で追って、タイミングよくコップでキャッチしなければならないので、見る力を育て、目と手の協調運動を促すと言われていました。
もう一つは、「ドブル」というカードゲームで、2枚のカードに、1つだけ共通するマークが描かれており、それを素早く探す、というゲームでした。それも、見る力を鍛えられるとのことでした。
うちは、黒板の板書を写すのが苦手だったのですが、それは見る力が弱いから、ということで、こういうトレーニングをして頂いていました。 - 指の先を近づけたり遠ざけたりというトレーニングをやるように言われ、指ではつまらないので割り箸の先に好きなキャラクターをプリントしたものをくっつけてしばらくやっていました。(続きませんでしたが涙)
迷路や写真の中から何か見つけるような本も買いましたが、どれも長続きせず。
家庭で日常的に取り入れて継続するのは難しいと感じています。 - ありません。ビジョントレーニングの意味も知りません。
②母子分離についてお聞きします。母子分離不安があって、お子さんが離れられなかった時期はありますか?その頃一番こまったことと、お子さんと離れることができるようになったきっかけがあれば教えてください。
- 一番困ったことは、1人の時間が持てなかったことと、犬の散歩にいけなかったこと(犬が可哀想でした)
買い物などは、宅配サービスなど使って極力行かなくて済むようにしていました。
犬の散歩は、まだ息子が熟睡してる早朝,まだ暗いうちに行ったこともありました。
母子分離不安が,だいぶ落ち着いてきたのは、
branchを始めたことで、オンラインで繋がれるお友達ができてこと。その子と遊んでいる時は、「あ!行ってきていいよ!」みたいな感じで余裕そうでした。
同じ時期に、オンラインのマイクラの習い事を始めて、その時間も、私が不在でも大丈夫でした。次第に、お友達と繋がってなくても、YouTube見ながら好きなゲームに集中してると、私が短時間いなくても平気になりました。
あと、自分が行きたくないタイミングでの通院(皮膚科)などの時、代わりに私1人で受診するのですが、そういう時は2時間以上留守番ができるようになりました。
自分が行くくらいなら、留守番の方がいいや!みたいな感じです。
今年の夏は,不安が強くなり、一時期母子分離不安再発?!となりました。その時は、全ての予定をキャンセル変更しました。
(しかし本人が食べたいものの買い出しは行ってもいいという、、、。)また1から、寄り添い,安心感を持てるようにならないと、分離は難しいなとなり、心が重くなりましたが、お友達のおかげでまた留守番も出来るようになりました。 - 半年前までひどい母子分離不安でした。
もともと母依存が強かったのがひどくなったきっかけは、年長の冬に小学校支援級に見学に行ったことです。「小学校こわい」「小学校には絶対に行かない。」となり、翌日から卒園まで保育園に全く行けなくなりました。母親から片時も離れられず、日中、保育園以外も祖母宅やファミサポなどに預かってもらうことも一切できなくなり、職場についてきて仕事中は職場内で待つことに。家の中にいても、私(母)姿が見えないところにいくこともできずストーカーのようについて回り、本人がトイレや手洗いにいくのも毎回「ついてきて」とひとりでいけなくなり、わたし(母)が隣の家に5分行くことも嫌がるようなようすでした。小学校は入学までにかなりサポートしていただき、結局入学後はなんとか登校できるようになったのですが、毎回分離時は抵抗あり。初めは週3-4日登校していたのが、2年間で徐々には登校できる日が減り、小2→小3の春休みに「もう学校には行かない。フリースクールを探して。」と言われ、完全に学校に行かないでフリースクール等週5日の日程を組む体制を作ったら、嘘のように安定し、母子分離不安は全くなくなりました。家の中でも離れて過ごせるし、留守番も短時間ならできるし、なにより精神的にすごく自立したと感じます。
一番困ったことは、まぁ、仕事をどうするかですね。幸い職場の理解があったので、在宅勤務を増やしたり、職場に連れて行かせてもらったりしてしのいだのですが。あとは、家の中でもトイレや手洗いにも「ついてきて」というのはさすがにこれはいつまで続けるのだろうか?と心配にはなっていました。こんな母子分離不安、母親依存のまま思春期を迎えたくないなという漠然とした心配です。
離れられるきっかけは、前述のように、学校行かないと本人が決めて、遠方のフリースクールなどもつかって学校の代わりに行ける場所を確保できたことです。その直前もほとんど学校には行っていなかったものの、学校休んでいる罪悪感がなくなったのだとふりかえってみると思います。あと、不登校生活に欠かせないのはiPadで、これがなかったら、ここまで離れられていないと思ったりします。iPad様様。と言っても、母子分離不安が強い時は、iPadがあっても片時も離れることはできなかったので、学校行かないと決めて精神的に安定したことで、iPad等を通して自分の世界をつくれて一人で過ごせるようになったのだと思います。 - 室内でも母子一緒のため、トイレ(子供が行く時も私が行く時も)、お風呂、遊ぶ時、寝る時も。1番困るのは、食事の用意ができないこと。朝は寝ている間にこっそり布団から抜け出して作る。お昼と夕食は、作れる時に作る。うちの子は感覚過敏もありにおいに敏感なため、不安定な時はご飯の用意も進められないため、食事作りは至難の業。
外出はできない。私と離れられないこと、本人は私と一緒でも感覚過敏から外出できないため。1番困るのは買い出しができないこと。あとは、私の運転免許更新に行けず、期限ぎりぎりになったこと。警察の方にも事情を話し、可能な方法を全て試しました。
兄弟の行事に参加できない。急な迎えも行かない。
本人も兄弟の病院に行けない。
ママは健康でいないといけない。
(ママと離れることになる。感染症だとうつるのは嫌だけどママといたい。)
ママは健康診断、美容室、外食、ランチなどのお楽しみタイムなど、3年間は行けなかった。
地域の役員が回ってきても、私は家にはいるが協力できない。
【離れるきっかけ】
今完全に分離してはいないが、
本人の成長によるものかなと。体と心が成長してきて、「ママうざい」と思うことが増えてきて、「ママいなくてもいいけど」と言うことも。その時は私は外出し、帰ってきたらお互いにいい時間が過ごせたことを確認して成功体験と安心感に。
あとは、Branchで同年代の子と遊べるようになって、ずっと求めていた遊び友達ができたからかなと。 - 母子ではないですが家族とは離れられない状況の真っ最中です。低学年なのでごみ捨てのお留守番も渋られ大人的に都合が悪いことが多いです。息が詰まります。
- 中2の長男は、幼少期からどこへ行くにも私がいないとダメでした。
困ったことは、自分のひとり時間がもてないこと。ひとりの時間がないとダメなタイプなのでとてもつらかったです。そのイライラを子どもにぶつけてしまう自分も嫌でした。
小学生にあがると、お父さんと家にいることが出来るようになって、だいぶ楽になった気がしました。
今でも、外に出ると私がいないと出来ないことが多いので、母子分離ができているかと言われたら、ちょっとよくわかりません。
小6の次男もほぼ同じで、家で短時間の留守番などは大丈夫ですが、一歩外に出ると私がいないと不安が強く、いまも常に一緒です。
家で留守番ができるようになってからは、困りごとは減りました。でも、いつになったらひとりで外出できるようになるのかな?という思いはあります。 - 今まさにあります。不登校になる少し前から始まったと思います。以前は、土日(夫が休みの日)に私が一人で外出することができていたのですが、「行っちゃダメ」と言われるようになりました。隣の部屋で洗濯物を干していただけなのに、「急にいなくならないで!」と怒られたことも。
食料の買い出し、美容院、気分転換の外出など、ほとんどできない状態です。本人も外出したがらないので一緒に出掛けるというのも難しく、家にこもりがちです。元々インドア派なので、そこまで苦ではないですが、「自分の意志で外に出ない」のと、「外に出ることができない」は似ているようで全然違って、やはりストレスは感じます。
ここ半年ぐらいは、母子分離不安が強い時と、やわらぐ時、繰り返しているように感じます。どんな用事で出掛けるのか、何時頃に帰ってくるのかという見通しが立っていれば、「行ってらっしゃい」と言ってくれる時もあるので、少しずつ慣らしていけたらと思います。 - 特になかったと思います。
- うちは、赤ちゃんの頃から人見知りをしない子だったので、一時保育に預けたり、幼稚園に入った時も、離れられなくてひどく泣く、ということは、あまりなかったです。
- そのような時期はありません。
③お子さんは他者視点を持っていると思いますか?もし持っているとしたら、どのような時にそう思いますか?また他者視点を持てるようになったきっかけがあれば教えてください。
- 最近、他者視点を持ててきているなと感じる事が増えてきました。
持てるようになったきっかけとしてはやはり、Branchとの出会いが大きいと思います。なぜならBranchは、子どもにとって安心できる居場所であり、その安心できる環境の中で、自分の好きな事(ゲームなど)を通じて仲間ができ、その仲間との対話の中から色々な事を学んでいると感じるからです。 人との関わりの中で、共に喜びを分かち合ったり、時には衝突して悩んだり迷ったりしながら、「楽しい気持ちを仲間と共有できるってこんなに嬉しいことなんだ!」とか「自分がされて嫌だった事は、他の人にはしたくないな。」など、「他者視点」を獲得していっていると感じています。また、Branchのスタッフの方々は「あなたには○○があるから素晴らしいね。」という関わりではなくて、「この子は何が好きで、どんな事に心が動くのか?」という視点で子どもと関わってくれるので、子どもの中に「自分は自分のままで大事にされている。自分は大切な存在なんだ。」という安心感が芽生え、ありのままの自分を大切にしよう、そして他者の事も大切にしていきたい、と思えるのではないかと思います。 - この質問すごく興味あります!!回答でなくてすみません。
- 持っています。視点を他者視点にきりかえられるかを見る心の理論課題(サリーアン課題)は、5歳時点で不通過で、定型発達の方平均通過年齢が4歳なので、若干遅めではありました。
ただ、今(小3)は人からどう見られるかをやたらと気にして、こう思われないように、こういう言い方をする、こういうふうな表情をする、こういうふうな行動をするというのは、いつも自分で意識しているようでそのように言っている、また自分がこういう言動をしたときに相手がこういうふうに言ったということはこういうふうに相手が思ったからだろう、みたいな話もすごくよくしている(これに関しては、適切にとらえているときと、過度にうがった見方をしているときとあります。)、現在は過度に他者視点を気にしすぎているほうです。小1ぐらいから、この傾向が強いです。
きっかけはわからないのですが、サリーアン課題が不通過の5歳時点でも、日常生活では、相手からどう思われるかを気にしていたことは結構あり、ただ意識してよく口にするようになったのは小学生以降かなと思います。 - まだ微妙なところで分かりません。
- まだ8歳という年齢と、ASDなので、他者視点に立って物事を考えることは難しいようです。ただ、まったく持っていないというわけでもなさそうで、どうだろう・・・様子見です。
発達関連の本に載っていたサリーアン課題は、夫が試してみたところクリアしたようですが。
たとえば誰かとマイクラで遊んでいる時に、「(マップ上の)どこにいるの?」と聞かれて、息子が「ここ!」とだけ答えます。これは他者視点がないからかなと思います。でも、「『ここ』じゃわからないよ」と相手に言われると、「〇〇の近くにいるよ」とか「画面共有するから見て」など、相手にわかるように伝え方を変えたりしています。
ただこれが、他者視点があるから出た行動なのか、グループで遊んでいる中でそういうケースを見聞きしたことがあって、それを模倣しているのかは、わかりません。
自分が持っている感覚ではなく、遊びの中で「こういう時に、こういう返し方がある」というパターンを頭の中にストックしていて、それを引き出しているだけのようにも見えます。(それはそれで本人が身に付けた能力の一つだと思うので、すごいな、がんばってるな、と思いながら観察しています。) - 他社視点はないと思います。
- 他者視点を持っているのかや、きっかけは分かりませんが、子供が2、3歳の時に、子供の癇癪で辛くなって、私が泣いてしまった時があったのですが、その時、「大丈夫?涙拭いて?」という感じで、ティッシュを1枚取って渡してくれたことがあります(ちなみに言葉は話さず無言の行動でした)。
私の心配してるんだ、と感動したのと、君のせいで泣いたんだよ、という複雑な思いでした。が、他者視点かは分かりません。以前自分がやってもらったのを覚えていて、こういう時はこうするものだ、と思ってやったのかもしれません。 - 自分がチャットに投稿する内容によって、相手を傷つけないか考えるようになった時。
ただ、自分がどう思われるかの部分も強いので少し違うかもしれません。 - 他者視点を持っているという意味がわかりません。
④学校の先生について、お子さんはなんと言っていますか?
- 圧がすごい
- 「なんで学校の先生はあんなに威張っているの?」「子どもにダメということを自分のほうがしている。」「理由を説明しないで怒る」「Aというやり方をしても、Bというやり方をしても、Cというやり方をしても怒ってくる。」等、理不尽なことをする人の象徴が娘の中では「学校の先生」のようです。
- 1年の担任については、怖い、鬼、冷たい、低学年が初めてと言ってたけどありえない。閉じ込められて押さえつけられて怖かったから思い出したくない。授業中にトイレに行かせてもらえなかった。
先月、本人の望むことではない行動を先生がとった時、「だから教員は、、、」とため息まじりに言った。
好きな先生もいる。
先生は決めつける。話を聞いてくれない。こっちが悪くなって謝れと言う。「廊下は歩こうね」と言う先生がいい、「走るな、何で走る」と怒鳴る先生は嫌い。 - 分からない(はぐらかす)と言うと思います。
- 兄弟ともに、自分からは先生について話題にしない気がします。
}話題に上がったときに、先生優しかった〜とかは言います。
先生が嫌だったとか、文句などは言わないです。 - 不登校になってからは話題に出していないので、今の気持ちはわかりません。学校に行っていた頃は、好きでも嫌いでもなく、あまり関心を持っていないようでした。(本人の心の内がわからないので、想像ですが…)
以前、保育園の先生を怖がっていた時期があったので、「学校の先生は怖い?」と何度か聞いてみたことがありますが、「怖くはない」「でも、他の人をよく怒ってる」とは言っていました。 - 特にありません。
- 先生のことは、あまり何も言わないです。
ですが、一度、中学校に入ってから、体育の先生に、プールの授業に出られない理由を聞かれて、水面に虫が浮いてるのが苦手だからできない、と答えたら、「他の子も、多少の嫌なことはあるけど、みんな我慢してやってるんだよ」という感じのこととを言われた。先生に分かってもらえない、と話していました。 - 怖い、怒る、厳しいといったマイナスな印象が強いようです。
- 不登校になる少し前に、部活の先生の目が怖いと言っていたことがありました。
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