発達障害や不登校のお子さんと保護者が集い、部活動や悩み相談ができるBranchオンラインコミュニティでは、毎月さまざまなテーマで「保護者会」を開催しています。
2023年4月の保護者会では、「ゲームとの付き合い方」についてテーマにとりあげます。
目次
事前アンケートの結果
他の保護者さんに質問してみたいこと
- お子さんが、ゲームがきっかけで何か他のことに興味が湧いたことはありますか?例えば、歴史だったり、英語だったり。。
- 課金について。どの程度許容していますか?
元々課金には反対派だったのですが、色々ゲームのことを知るうちに課金したい気持ちがわかるようになり、今はフォートナイトなどは本人のお年玉やお小遣いの範囲で賄えるものについてはOKしています。ただ少し前からスマホゲームを始めたところ、初めて数日で課金したいと言ってきたことがありました。その際も本人のお小遣いの範囲ならと思っていたのですが、課金額が3000円くらいで少し高額だったため、少し私が躊躇してしまい、本人に少し考えるように言いました。その後逆ギレしてしまい、暴れていました。数日後に自分でも課金を考え直したようで、その後は○○が来るまで課金は我慢すると考え直したようで、ひとまずその問題はクリアされました。つい昨日、課金しないとゲットできないと思っていたレアキャラを無課金で引き当てたようで「課金しなくて良かった!!」と大喜びでした。
課金するとアイテムやキャラをもらえる場合と、課金してもいわゆるガチャというものだと思うのですが確実にもらえない場合がありそうで、その線引きがわからずにOKしていいものかどうか迷ってしまいます。皆さんはどのように対応されているか知りたいです。 - 私自身が銃の音がずっと聞こえるのを苦痛に感じるのですが、本人は部屋がないこともあり、リビングでゲームをやるため私の逃げ場がありません。平日は私も別の部屋に逃げたりしますが、休日などでみんなが家にいる状態でずっとリビングを占領されると逃げ場がなくなり困っています。リビングでゲームをされているご家庭は何か決まり事や対処などされていますか?
- 他のお子さんとのルールのすり合わせ、喧嘩の仲裁など、うまくいった例があればぜひ教えていただきたいです。
- ゲームだけとは限りませんが、一日中パソコンに向かっているため、目が疲れて時々偏頭痛になったりします。心の健康のためには今はパソコンをするのが一番ですが、身体への影響や対策を知りたいです。
- 小3男子、PCのゲームとSwitch、YouTubeの視聴などで、1日7時間ゲームと関わっています。家にいる時は元気で、放課後に公園や校庭で友達と遊ぶこともできます。旅行もできます。ゲームの時間を減らすには、ゲーム以外の楽しみを見つけるといいとアドバイスをもらい外出など試みておりますが、外出を楽しめたとしても、今日は7時間できなかったと要求されます。おそらく息子はまだ外出よりもゲームをしていたいのかもしれません。
私は、家でゲームをする息子の相手をするのに疲れました。ひとりになりたいです。外出したいです。こういう状況で、親がイライラしない待ち方、心構えなどアドバイスや経験談がありましたらお聞かせください。
ゲームとの付き合い方について、共有したいエピソードやメッセージ
- 一日の終わり、ゲームをやめる時間、声かけでいつも難航していましたが、お話部屋での保護者さんのアドバイスを参考に、息子がゲームしているパソコン画面にDiscordでメッセージ「何時頃終わるかな?」「お風呂入れるよ」等を送ると、素直に返信メッセージ(「何時何分に終わる」、「OK」など)が返ってきて、他のこと(入浴、就寝)に切り替えできるようになりました。
- ゲームの時間制限は不登校になる前はとても厳しくしていました。不登校になってからもしばらくは緩めに制限をかけていたのですが、半年経ったくらいでゲームしか楽しみがないので制限しても仕方ないかと思い、それ以降ゆるゆる制限(終わりの時間のみ設定。1日のゲーム時間は設定されているものの強制終了にはならないので大体オーバーしている)の状態です。ただ、あまりにも一日中やっているのが目にみえるような日は少し休むように声をかけるのですが、あまり聞いていません。一方で久しぶりにブランチや学校のお友達とオンラインで繋がれた時は楽しそうにしているのがわかるので時間も気にせずやってほしいとも思い、矛盾が生じています。。。
- 自分がゲームしないので、ゲームに対して分からない部分が多いが、ゲームを通して学べることがたくさんあることが分かってきた。生きること、生活自体がゲームみたいなものなので、似てるなあとつくづく感じる。
保護者会当日のお話
一緒に遊ぶゲームやルールが合わない、ゆずれない、平行線のときどうする?
- 年上の子やゆずってくれるタイプの子とやってみる
- 通話しながら、それぞれ別のことする
- はなれることは大事。トイレ、おやつ、ミュートにする、といった対応で気持ちを切り替えるきっかけを作る
- けんかしてしばらく遊ばなかったり、また暇だからやりたくなったりを繰り返していく
- 色んな人とまじわりながら、ゆずることも覚えてくる。わが子を見ていると、最近になって「人に合わせることがいいこと、かっこいい」ことだと思ってきた様子。人に合わせてもらった経験が嬉しかったみたい。
- ひとりで遊ぶ時間も必要かも。充電したら「他の子と遊びたい」となり、だんだん「遊びたいから相手に合わせる」ということも覚えていく。
課金、どうしてる?
- 子ども自身で稼いだお金を課金に使う。稼ぐ方法は、治験、お手伝い、疑似投資、ゲームのテスター、コンテストの賞金など。
- 一晩寝てから考える
- 「○○キャラが来るまでやらなくていいや」と子ども自身で期限の目安を考えていた
- ギャンブル要素のあるものは、確率の数字で考えてみる。我慢できなくて1回やってみても、当たらなくて諦めるかも?
- その金額で好きなものがいくつ買えるか?で価値を考える
- 脱獄ごっこのガチャにハマっていたけど、ガチャができない時にイライラするのが子ども自身が嫌になったようでそのゲーム自体をやらなくなった
- 長期的にお金を貯めて欲しいものを考える。パソコンとか高価だけど、子どもと話し合ってみたら「キーボードだけ買うお金を取っておこうかな」と言っていた。
- 友達同士で「課金していいの?」「ちょっと考えたら?」と言われている場面があった。子どもと親だけじゃなくて第三者がいたら違うのかも。「どうやったら親を説得できるか?」も相談していたのでどっちに転ぶかわからないけれど(笑)
ゲームから興味が広がったことはありますか?
- マイクラきかっけで、本物のつるはしを買ったり、博物館にダイヤモンドやアメジストを見に行った。ケーキやクッキーなどの料理をしてみた。キャンプに行った。
- フォートナイトのエモートを真似してダンス
- ロブロックスでけっこう宇宙系のことも出てくる。ロケットの打ち上げに興味を持った。チャットにいろんな国の言葉が出てくる。自然災害脱出ゲームで災害のことも知れる。
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