保護者さんへの質問箱シリーズ。
ご回答いただいた方、ご協力ありがとうございます。
第42回目では、以下の質問と回答をまとめていきます。
目次
お子さんが「人目が怖い」「人の視線が怖い」と言っていたことはありますか？言っていた場合、どのような状況で言っていましたでしょうか。また、もし改善されていたとしたら何がきっかけで改善されたと思いますか？
- 同年代の子供の視線を怖がっていました。母子登校していた小1の時にクラスメイトに「ずるい」と言われたのがきっかけです。学校が連想されるような場（療育や放デイ、習い事の体験レッスンなど）では同世代の子供と同室にいられない時期が続きました。
改善のきっかけは①話せる大人と一対一のコミュニケーションをとるリハビリで慣れていったこと、②ブランチでオンラインで通話できる友達ができ、オフでも何度か会っているうちに怖さが減ってきた、の二つです。 - 人の視線ではないけど、子供に、「人混みに行くと、目線がちょうど人の股間やお尻なんだけど、それって大丈夫？」と聞かれました。
「目線的に、仕方ないんじゃない？」と言いました。
人のどこ見たら良いか困ってはいるみたいですね。
年頃になったら、露出が多い女性を見たら困りそうですね。特に電車。 - 久しぶりに学校に行くときや、平日の外出時に小学生の集団にあった時などに見られるのが嫌なようでした。同年代以外の視線はあまり気にならないようです。
- 暴力をされたことで人目が気になり出した。
改善のきっかけは、同級生で理解してくれる支えてくれる友達がいたから。
また、学校、スクールカウンセラーの理解が大きかった。 - 新幹線の車内で人目が嫌がる様子(恥ずかしかったようで)。なので背面側からのドアから入って席に座るように工夫したり、先頭を親がたって歩きその後ろに子供という形で席につくようにしています。
- 不登校になる少し手前から言うようになりました。月に数回だけ短時間登校をするのですが、同じ支援級のお子さんが息子に気づいて近づこうとすると、「来ないで！こっち見ないで！」と叫んだりします。なので登校時はパーテーションが必須です。
他には、普通に道を歩いている時に近くで子どもの笑い声がするだけで、「今、自分のことを笑ってた」「バカにしていた」と気持ちが不安定になります。気のせいだよと言っても聞きません。今考えると、学校に入ってから始まったことではなく、保育園の頃から他の子達にからかわれたりバカにするような発言をされて（何度も目撃してきました）、たくさん傷ついてきたからなんだろうと思います。
Branchでの遊びなどを通して少しずつ人と関わることの不安を減らしていき、自信を取り戻していくことで改善されていくのでは…と思っています。 - 1人で外出した際に「人目が気になる」「指を指された」と時々言います。（怖い、というのとは少し違うかもしれませんが）一緒に出るときはそうでもないので、人と話しながら外にいる時は感じないのかもしれません。まだ改善はされておらず、少しの時間でもいいので外に出る機会を増やして怖くないと意識が変わればいいなと思っています。
オンラインで起こったトラブルは過去にどのようなものがありますか？もしくはよく起きるトラブルはどんなことでしょうか？それに対する対策もあれば教えてください。
- トラブルかわからないんですが、
うちの子が夢中のPCゲームのディスコードで、「何故かゲーム中に子供の叫び声が聞こえたんだけど…」と怪奇現象が話題になりました。
ホラゲーだからそういう仕様なのか、気のせいなのかなぁ〜で落ち着きました。
その後しばらくして、どうもQを押すとボイチャができるらしいと話題になり、子供に伝えると「慌てている時、よくQ押しちゃう時あるわぁ〜、気をつけないと〜」と言ってて、ハッとしました。
「あの怪奇現象は、君じゃないか！！」
子供バレしちゃうわ〜(笑)ということがありました。 - 小2くらいの頃、リアルでも友達の子とオンラインでマイクラしていたときに、やりたいことがうまくコミュニケーション出来ず、アイテムを勝手に使う/使われるとか、せっかく作ったものを壊されるなどが起こってガチで喧嘩していました。でも喧嘩によって、事前に相手に何を伝えておくべきか、何をしたいかをすり合わせておくことが大切など、コミュニケーションの方法を学び、その後は喧嘩せず遊べるようになりました。
- 全くなし
- トラブルといったものはないですが、疲れたらオンラインはやめて休むように本人はしているようです。
- ASDでコミュニケーションが苦手です。対面よりもオンラインの方が安心して交流できるようなのですが、それでも上手く意思疎通ができずに、凹んだり泣き出しそうになることはあります。
特に、遊ぶ人数が多い時ほど「言ってみたけど聞いてもらえなかった」「無視された」と落ち込んだりします。それは悲しかったね、でもお友達は無視したわけじゃないと思うよ、オンラインのコミュニケーションって難しいよね、ママもオンラインの会議ちょっと苦手でさ～…などと話しながら、気持ちの切り替えを待ちます。（大抵、時間が解決します）
対策としては、こんなことをやっています。
・声が通りやすいようにマイク付きイヤホンを付けて遊ぶ
・PCの音量設定の仕方を教えた（入力と出力それぞれの調整）
・「あのさ」「ねーねー」「ちょっといい？」のような、最初に注意を引くための言葉を使うことをアドバイス
・日常の会話の中でわざと「あ、もう少し大きい声ではっきり言ってくれる？」と言ったりして、『大きな声ではっきり話したら伝わった』という経験を積み重ねる - バトル系のゲームで「チートを使ってる！」「それはズルだろ！」「それはやめて！」などと言いあってるのをよく聞きます。ある程度はやって、どうしても無理！となった場合はマイクをミュートにしたり「もう抜ける」と言ってチャットから抜けたりと本人なりに距離をとっているようです。
- ロブロックスでフレンドになった子がいてよく遊んでいました(息子は小1でその子は小4でした)。
楽しく遊んでいることもありましたが、抜けようとしてもしつこく誘われてしまい断るのに困っていたり、プライベートチャットでの口論に巻き込まれていたりしたことがありました。
嘘でいいから「お母さんが怒ってる」とか「ご飯食べる」とか理由をつけて抜けても大丈夫なことやスルーしてもいいことを伝えました。
課金アイテムのプレゼントをねだられてお小遣いで買おうとしていたことがあり、さすがにまずいと思い、一緒に考えようかと話し合ったこともありました。
結局最後は息子からフレンドを辞めて交流はなくなりました。
Branchに入って安心なコミュニティの中で声でコミュニケーションも取りながら遊べる環境が本人も親も安心だなぁと感じています。
オンラインでの友だちの作り方のコツが過去の経験上あれば教えてください。
- 小4くらいまでだったら、子供が友達を欲しがっていて、親が動くことをokしてくれるなら相性の良さそうなお子さんを親が探してコンタクトを取ることかな、と思います。
- branchに入る前から、ロブロックスで友達作りを楽しんでいました。
ロブロックスを始めた頃、毎日のように行くマップ(マイナー中国系電車マップ)で、ノリの良さそうな方が、うちの子のスキンの奇抜さに驚いてチャットしてきたのをきっかけに、初オープンチャットデビューしました。
初めてオンライン友達ができたことがすごく嬉しかったようで、毎日遊んでました。
その友達の友達とも繋がるようになり、マップ内でどんどんフレンドが増えていきました。私も混ざってチャットすることもありました。
チャットに慣れてきた頃、暇な時、色んなマップで、「日本人いますか〜」と積極的にチャットし始めました。返事してくれる方がいると、その人とフレンドになり遊んでました。
暴言が多いマップもあるので注意⚠️
変なヤツももちろんいます注意⚠️
その辺は、経験して上手に対処できるようになりました。
あと、ロブロックスには海外の方も多く、うちの子は趣味がマイナー&熱狂的な為、同じような趣味や熱意のある方と言葉や年齢関係なく仲良くなってました。(Google翻訳使いながらチャット)
学校の友達は、ロブロックスでオープンチャットできない設定になっている為、フレンドですが遊んでません。
今は、PCゲーム(マイナーなやつ)にハマっており、日本人はやってる人が少なく、大体いつも同じようなメンバーの為、仲間意識があります。
世界大会の副キャプテンとフレンドになったり、YouTubeやTwitchの配信者と一緒にゲームができる事を楽しんでいます。
私としては、マイクラやフォートナイトや、ポケモンとか、もっとやってる人口が多くて人気のあるゲームをしたら良いのに〜と歯痒く思いますが、マイナーでやってる人が少数だからこそ、友達作りしやすい環境なんだろうなぁと思いました。
確かに、日本で日本人に会うのは当たり前すぎて声かけようと思いませんが、ラオスの山奥で日本人に会った時は、嬉しくて声かけるなーと思いました。 - 他人への興味が薄いからなのか、自分から声かけするのが苦手なのか、全然オンラインで友達出来ません‥。
- お互い思いやる。
我慢は良くないが、相手を理解して思いやる。言動などにも、なぜそのような言動をするかなど，背景を考える。 - 最初、顔がわからない相手にどう関わればいいかわからなかったのがあり自分が好きなゲームの配信から始めました。
そしたら同じように好きなお子さんがいて、そこから話しがはずみ自分も関われるんだとわかったようです。今の自分で無理なくできることをやってみようか、とか、あわなければ、やめようでいいんだよ、ハードルを下げていたのが良かったのかもしれません。 - 最初はイベントなどに参加して、その延長で遊んでDMしあう。自分の好きなゲームで遊び募集をして、そこで友達になったり。友達がまた違う友達を誘って、DMのグループがつくられたり。といった感じで友達が増えていってます。
オンラインサービス(Branchに限らず)を利用する際に気をつけることはどんなことがありますか？お子さんと決めている約束事などがあれば教えて頂きたいです。
- トラブルになったら、すぐに親に報告するように約束しています。親の方でも細かい詮索はしませんが、困ってない？とか、仲良くやってる？とか、マメに聞くようにはしています。
- オンラインのルール本を読み勉強しました。
個人情報は絶対教えない！はよくよく言い聞かせました。(branchは大丈夫と教えてます)
ルールを守りたがる特性があるため、信頼してます。 - 自分がしんどくなること、我慢はしないこと。我慢するよりも、お互いに歩み寄り，お互いのいい距離を模索すること。相手を思いやること。
- 相手に対して悲しくなるような言葉はやめようね、と話しをしています。
- できるできないは別にして、折に触れて子どもに伝えていることです。
・カメラは基本オフで遊ぶ
・マイクはその時の気分でON/OFFを切り替えてOK（他の子が話してるから自分も話さなきゃ、と思わなくてOK。逆もしかり。）
・ゲーマータグ、フレンドコード、ロブロックスのユーザー名は教えてOK、それ以外のわからないものは親に聞く
・お互いの表情が見えない分、やさしい言葉づかいを
・イライラしたり悲しくなったら、一度離れて深呼吸
・意見が分かれたら話し合って決める
・遊び終わったら「ありがとう」「またね」や、ニッコリのスタンプ
・お金の話はしない（お小遣いやお年玉の話題、使っているPCが〇〇万円など）
・DiscordでBranch以外のサーバーには入らない（本人がBranchの中と外がわからなくなり混乱しそうなのと、親の目が行き届きにくくなること、セキュリティの面から） - 個人情報を出さない。（仲良くなったら、ポロっと言ってますが汗）
オンラインサービス(Branchに限らず)の利用前の不安はどんなことがありましたか？お子さんの不安、保護者さんの不安両方あれば、どちらも教えて下さい。
- 大人の目の届かないところで子供同士のトラブルがしょっちゅう起きたりするんじゃないか、という不安がありました（実際にはBranchではそんなことなかったわけですが）。
- branchに入る時、子供は珍しく不安がっていませんでした。ロブロックスの延長って感じだったと思います。友達と遊びたい！という興味のが強かったです。
私は、どこまで子供にオープンにしていいか迷いましたし、今もどうしようか迷うことがあります。
ディスコードのことをよく知らなかったし、子供がそれに馴染めるか不安でした。
めっちゃ覚え早くて使いこなしてて、すごいなぁ〜と感心しました。
ボイチャも抵抗なしでびっくりしました。
向いてますねオンライン。 - 孤立感。学校は生きづらくなることで、孤立感を感じる。学校以外の居場所を作ること難しさ。
- 自分達に合う場所はあるのか、理解してもらえる場所はあるのか、ずっと探していました。
- 遊び部屋やチャンネルにスタッフさんが常駐しているわけではないので、子ども同士で何かトラブルがあったらどうするのかな、という不安はありました。
あとは、デジタルネイティブ世代の子ども達の交流なので、自分には想像できないようなトラブルも起こりうるのでは…という心配も少し。
たとえば相手の情報（ゲーマータグやプレイヤー名、カメラをONにした場合は顔の映像など）をSNSやネットに無断で載せてしまったり、「晒す」ようなリスクも完全にゼロではないと思います。そうなった時にきちんと対処できるのか・・そもそも気づかない場合もありそう・・という心配は頭をよぎりました。
（実際に利用を開始してからは、大きなトラブルもなく安心して利用できています） - 定期的に遊べる友達ができるか不安でした。ある程度やりとりする友達が決まるまでは、1日にいろんな友達と遊んでオンライン疲れみたいな状態になってる時がありました。
今はある程度遊ぶ友達も決まってきてますが、また遊ばなくなったりしてます。
オンラインは簡単に関係も切れてしまうので、このまま途切れてしまわないかなぁとちょっと気になっています。 - 子どもは自然な流れでやっていたので特になかったと思います。
保護者としては、コミュニケーションがちゃんと取れるのか？そもそも興味を持つのか？というところが少し心配でした。
発達障害のお子さんがいらっしゃる方にお聞きします。オンラインで遊ぶ時に、大人や周りの友だちに気をつけて欲しいことはありますか？環境設計として、注意して欲しいことはありますか？また、お子さんに対して保護者さんが気をつけていることはありますか？
- 障害告知されてないお子さんも多くいるので参加されてるお子さんで告知されてたり、発達障害のことを知っているお子さんには障害名をマイナスの文脈で使わないように注意してもらえたらありがたいです（以前一度だけ部活でそういう場面に遭遇してドキリとしました）。
- 自分の興味あることを否定されると傷つくことがあります。
かなり、マイペースなので、巻き込まれないように気をつけてください。
優しさからの曖昧な態度や言葉は、わかりにくいので困ります。理由を言って断るとわかりやすいです。
ルールが決まっていると安心します。
ゲーム中、夢中になりすぎて、会話を忘れたりします。
基本、人に興味がありません。すみません。
でも時々、自分の好きなことを人と共有したいみたいです。
私が気をつけていることは、子供が他人と遊んでいる時は、違う部屋に行く。コミュニケーションで気になることがあっても、とやかく言わない。 - 発達障害はなし
- 相手が悲しくなるような言葉はやめようと話しています。
- 反応がゆっくりなので、何か質問をしたり意見を聞く時は、少し間をおいて待ってもらえるとありがたいです。
返事がない時も「答えられなそうだな」とすぐに判断せず、もう一度名前を呼んでゆっくり聞き直すなどしてもらえると、答えられたりします。（どうするか考え中だったり、答えは決まったけどどう言えばいいのか迷っていたり、今自分が発言して聞いてもらえるのかが不安で黙っていたり、状況によってさまざまです。） - 発達グレーですが、文字を読むのが苦手です。音声入力ならできるので、チャットはどうにかそれで1人でもできるようになりました。
ゲームをやりながらテキストチャットができないので遊び募集の際は「ボイスチャットできる人で」という条件付きで募集をかけるようにしないと、、と思いながらいつも忘れてしまいます。
遊び募集のフォーマットにボイチャ希望 テキストチャット希望 などの項目を追加してもらえると嬉しいです。
高校(中学)進学について、すでに考えていることがありましたら教えてください。「◯◯高校(中学)に行こうと思っている」「在籍校は◯◯で、別で◯◯のフリースクールへ」という具体的なことでも良いですし、お子さんと話し合っていることでも良いです。もしくは高校(中学)入学で心配に思っていることなどあれば、どんなことでもざっくばらんに教えてください。
- 中1の上の子については通信制サポート校を利用して高校卒業できたらいいな、と思っていて情報収集を少し始めたところです。子供には「入れる高校はあるから中学のうちにどこに行くか決めて高校に入学する」ということは伝えてあります（先の見通しを持ちにくい特性があるので）。
小4の下の子については本人が入りたいと希望してくれるような中学がないかと考えていますが、なかなか厳しいです。 - 本人の希望もあり、自由な校風の私立中学を受験する予定です。試験が難しくないところを受けるつもりですが、公立の不登校特例分室も検討に入れています。
- N高等部、もしくは、明星学園
- 現在小６で本人はN中への進学を希望しています。
N中はbranch内での子ども達の会話で知ったようです。branch在籍のお子さんもN(ドワンゴ系列)の進学者は多いのでしょうか？
教えてほしい事があり、
①N(ドワンゴ系列)に実際進学してみての感想。
ネットコースでも通学コースでも広く意見を聞きたいです。本人目線でも保護者目線でもありがたいです。
②不登校からN以外への進学。
についても伺いたいです。
さらに教えてもらえるなら
③不登校からの留学を検討されている方の意見。
最近『不登校生が留学で見つけた自分の居場所』という本を知りました。ターニングポイントという会社が斡旋している留学で、不登校や特性のある子達をフォローしながら留学を薦めているようです。こちらの会社以外でも、海外留学を検討されているご家庭があれば、ぜひお話伺いたいです。
以上、長くなりましたが、将来の自立に向けて選択肢が見えてくれば、不安が軽減されるご家庭も多いと思いますので、進路の情報は活発な意見交換できるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。 - 現在小3ですが、中学は公立中学校（おそらく支援級）に籍だけ置いて、ホームスクーリングになるのではと予想しています。（フリースクールに通うのもハードルが高いので、基本自宅かと）
高校も、通信制の学校を調べて本人が興味を持ったところに入れたら…と思っていますが、これからどういった変化をしていくかわからないので、「この子はきっとこうなるだろう」と決めつけ過ぎずに、色々な情報や選択肢は与えていきたいなと考えています。 - 中学入学後に適応指導教室へ行こうとしてましたが、なかなか行けずにいます。今は週2回フリースクールへ行き、その日は出席認定としてカウントしてもらってます。
高校は通信制高校や自由なスタイルの高校もあるし、いざとなればオンラインスクールもあるので「なんとかなる」と思ってあまり不安にならないようにしてます。
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