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2021/10/2 保護者会レポート【子どもの素敵な変化や育ちを感じた瞬間】

今月の保護者会では、以下のようなお子さんのエピソードを出し合いました。

  • わが子の変化、些細なことだけど嬉しい!
  • 他のご家庭のお子さんの素敵なところ、あるいは素敵に見えて大変な?裏話
  • 「今は状態が悪くなっている」ということも含めてお話の共有
目次

「好き」が共通する仲間との交流

  • Branchオンラインコミュニティで出会った子と一緒にマイクラJAVA版で遊ぶようになり、最近すごく楽しそうでイキイキしています。JAVA版の仲間を増やすべく、どうやったら楽しさが伝わるか、先日は子ども同士で打ち合わせをしていました(笑)
  • わが子は、なかなか自分からは声をかけられないみたいだけど、他の子に「マイクラで一緒に遊ぼう」と誘われるのはとっても嬉しそうです!
  • 先日Aくんと一緒に遊んだ時、マイクラのワールドへスムーズに入れずにいたら、優しく待ってくれました。
  • 実は、Zoom上では優しいだけかも(笑)母親には厳しいです。終わった後の切り替えがまだまだ難しいので、すぐ食事できるように準備しています。

コミュニケーションの変化

  • 基本的には兄妹の関係が悪いですが、時々びっくりするほど仲良く遊んでいる時があります。先日、妹がゲームしているのを、兄が横で見守って優しく声掛けしてくれていました。「すごく上手に声を掛けていたね」と伝えると、「これはたぶん、わっきー(スタッフ)から教わったと思う」と返答が返ってきました!
  • いつもは言葉遣いが激しいけれど、先日は友達に伝えたいことがあったのか、時間をかけて一生懸命考えながら言葉にしていました。
  • 低学年のわが子が、高学年の子に憧れて慕っているみたいです。高学年の子たちも、意識して優しい言葉を掛けて教えてくれます。以前は話を聞いて遊びを合わせてくれる大人との関わりを好んでいましたが、最近はお兄さんやお友達との関わりを好むようになってきました。
  • ゲームを通して、本人の内面から「友達と関わりたい気持ち」が育っているので、コミュニケーションが上手になってきています。療育みたいだなあって思います!
  • 以前は同年代の子に会うのを避けていましたが、先日は偶然会った同級生に明るく挨拶していてびっくりしました!少しずつ自分を肯定して、自信がついてきたのかな。
  • 今年度から適応指導教室に通っているのですが、仲良くなった子の「好きなこと」をよく気づいて覚えています。Branchの中で自然に身につけてくれたみたいです。

感情のコントロール

  • 感情が乱れると、その場でのコントロールはまだまだ難しいですが、あとから自分で「言い過ぎたかな」と振り返りできる場面が増えてきました。
  • パニックになっても、後で「さっきはごめんね」「焦るとそうなるんだよね」と伝えてくれるようになりました。親も、子ども自身の解決する力を信じて、トラブルが起きたらその時に対応しようと思い、ぐっとこらえて見守っています。
  • 友達に断られることがあると、以前は「やりたかったのにー!」と泣いていましたが、繰り返し経験しながら、最近は「しょうがないか」と折り合いがつけられるようになってきました。

生活習慣への自覚

  • 朝に一日の予定を立てて、ゲーム以外の「外に出る時間」や「漫画を読む時間」を、アレクサからお知らせが流れるようにしています。
  • 自分で決めても守れないこともありますが、「未来の自分を諦めたくないから、癇癪を起こすかもしれないけど付き合ってほしい」という意思表示があったので、親は何度も声掛けして大変ですが一緒に頑張っています。
  • 鉄剤を飲んでから睡眠の質がよくなったのか、自分で起きられるようになりました。親の負担が大きく減って助かっています。ただ、長期休暇で服薬をしばらくサボったら、やはり生活リズムも崩れました。本人と一緒に振り返り、定期的に服薬していこうと話し合いました。

気持ちの言語化、自己理解

  • やみくもにイライラすることがすごく減りました。その場では難しくても、あとで感情が落ち着いてから、気持ちを言葉にしてくれます。「そうだったんだね」「分からなくてごめんね」と伝えると、それで状況が収まることが多くなりました。
  • netflixで洋画を見ていたら、本人が吹替ではなく字幕を選んでいました。「こっちが分かりやすいんだよね。今まで聞き逃すことが多かった」と言っていました。私も「なるほどね~」と、子どもへの理解を深めています。

将来について考える

  • 先日の、わっきー(スタッフ)との会話の場面。わが子から「Branchって学歴がなくても入れる(働ける)の?」と質問すると、「入れるよ~」と返ってきて、ぱあっと顔が明るくなり嬉しそうでした。「勉強していない」「学校に行っていない」という状況に、子ども自身も不安を抱えているんですよね。一方で、受け入れてくれる大人がいるんだということを実感してくれているようです。
  • 「俺は夜中起きているのが得意だからコンビニで働く」「ゲームの家庭医教師もあるらしい」など、子どもながらにいろいろ考えているみたいです(笑)
  • 中学生になると口数は少なくなりますが、自分なりに進路を考え、学校や塾の先生など親以外の大人に相談しているようです

できることが増えた

  • 動画を作っている子に憧れて、アプリで編集を試しているようです。ツールを使いこなせるようになると、その後のスピードが速いですね!
  • 最近、バスと電車に一人で乗れるようになりました!たとえ行って帰ってくるだけでも、活動量が増えるので嬉しいです。本人が心配性なので、乗れるようになるまでは何度も付き添ったのですが、今は「乗れて当たり前だよ」という態度(笑)公共交通機関は時間通り・ルート通りで予測しやすいので、通学路よりもかえって安心感があるかもしれません。

「地図を見ながら、オンライン友達に思いを馳せている」:興味の広がり

オンライン上でお友達やスタッフとコミュニケーションをとったり、好きなことに取り組んだりするなかで、このような広がりも出てきているようです。

  • 声変わりしたお兄さんと話すのが、落ち着くみたいです。憧れもあって、マイクラJAVA版にも興味を持っています。
  • 興味がないことには見向きもしないわが子。ずっとマイクラ一筋でしたが、最近はロブロックスに興味を持ち始めています。自分でゲームを作れるのが楽しいようですね。スタッフや友達に教えてもらったり、自分で調べたりして取り組んでいます
  • ロブロックスのジョジョのワールドで遊んだことで、最近はジョジョの漫画にハマっています。先日は珍しく、ゲームほったらかしでずっと漫画を読んでいました(笑)
  • 他の地域で大雨や地震があると、「○○くんのところ大丈夫かな」と心配するようになりました。地図を見ながら、オンライン友達に思いを馳せているようです

読み書きあるある話

  • 教科書は読めないのに、YouTubeの字幕は読めるんですよね(笑)
  • 読み書きが苦手だけど、好きな友達のアカウント名は暗記しています。自分で音声入力できるようになり、「一緒に遊ぼう」とメッセージを送っているようです。
  • 息子が「”サバイバル”っていう英語わかるよ!」と言ってくるので、とりあえず「すごいね~」と返しています(笑)
  • ロブロックスで外国人の方のチャットを読んでちょっとずつ理解しているみたいです。自分でも「come on!」「here」「there」とか入力していて、感心します。
  • 読み書きのことが心配で、医師に相談したら「これからの時代はサインさえできればいいですよ」とバッサリ。ひとまず読めたらいいかと思えるようになり、見守っています。

外に出たいけれど出られない

まだまだ不安なことについても、共感の声や、似た経験のある方から励ましの声がありました。

  • わが子は昨日、3週間ぶりに外に出ました(笑)毎日おこもり生活だけど、「オンラインフリースクールに行ってるのね」と思って見守っています。
  • 話を聞いて安心しました。うちもいま4日くらい外に出ていないです。日が短くなると、外に出ようと思ったタイミングで暗くなってしまったり…。季節の変わり目は、気持ちも乱れて葛藤が大きくなりがりです。
  • 外に出ないのには理由があるようで、先日「面倒くさい」「知らない人に見られるのが嫌だ」と言葉にして伝えてくれました。本人も、外に出て日に浴びた方がいいのは分かっているけれど、なかなか体が動かなかったり、気持ちが向かなかったりするみたいです。
  • うちも、「外に出たいけど出れない」の葛藤の繰り返しです。服薬を初めると少し軽減して楽に出られるようになりましたが、最近は飲んだり飲まなかったりの状況で葛藤が強くなり本人がつらそうです。まずはなるべく定期的な服薬をトライしようと思います。

母子分離不安

  • 子どもが外出できないのはしょうがないとして、不安なのか私にも「出ないで」と言ってくるのでつらいです。修行しているみたいな気持ち…。家で筋トレしているけれど、本当は外で運動したい!メンターさんとオンラインで関わっている時間は留守番できるので、その間に用事を済ませたりしています。
  • うちも不登校になってから不安が強くなり、留守番もできないため、私(母親)がつきっきりで外に出られない時期がありました。「ゴミ捨てにいってくるね」といった短時間から初めて、先日は気づいたら2時間くらい留守番できていました。「暇」だと不安になってしまうから、留守番の間に何か「本人が取り組む対象」を準備することが必要ですよね。

感想

  • うちはまだあまり子ども同士で遊べないけれど、徐々にそうなっていってくれたらいいなと思う。まずはメンターさんとの関わりからかな。
  • うちもなかなかイベントに入れてないんですが、きっかけを作ってあげようと思いました。
  • 耳だけで聞いていたのですが、仕事がはかどりました!笑
  • ここでお話を聞くと、楽しいし安心します。

運営スタッフから

お子さんが、スタッフや他のお子さんから掛けられた言葉を取り込んで、優しさの連鎖が生まれているのはとても嬉しいです^^
また、好きなことや興味のあることにはのめり込める子ども達だからこそ、ピタッとはまった時のエネルギーはものすごくて大人の想像を簡単に超えていきますね。

「○○のゲームが上手になりたい」「もっと知りたい」「○○くんと一緒に遊びたい」そういった子ども自身の内側から出てくるモチベーションを土台に、少しずつ、知識を吸収したり、自分自身を振り返ったり、折り合いをつけたりできるようになっていく姿を目の当たりにしています。

もちろん、それぞれのお子さんのペースややり方があるので、焦らず子どもを信じて寄り添っていきたいですね。
スタッフと保護者の皆さんで一緒に、Branchに参加しているお子さんひとりひとりを見守っていけたら嬉しいなと思います。

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