（第2回）保護者さんへの質問結果まとめ

2020-11-15

保護者のみなさまに質問への回答をご依頼し、運営で結果をまとめています。
どういう保護者の方がいるのかを知ったり、より関わるきっかけになることも目指しています。

ご依頼した質問

• ①勉強についてはどうしていますか？
• ②お子さんのことで困ったとき、どこに相談していますか？
• ③もし他の保護者さんへ聞きたいことがあれば教えて下さい。

みなさんの回答まとめ

■「せり」さん
9歳（小3）、自閉症スペクトラム

①
教科学習はしていません。学校の教科書ら本棚に入れていていつでも出せるようにしていますが、私が見せても興味を持ちません。
通信教材の「タンキュークエスト」を、1年生の夏くらいから継続しています。ここ3ヶ月くらいはサボっていますが、機会を見て一緒に進めようと思っています。
あとは、本人の発言や興味関心から、Googleの音声入力で本人が調べ、私が読んだりアプリに読み上げてもらっています。

②
9月からみくりキッズクリニックに通い始めました。受信日に相談しています。日々の悩みは、実両親や夫と話し合っています。



■「kacobe」さん
小4(9歳)
【特性】一応医療機関では、ADHD、自閉症スペクトラム傾向と診断されています。(小1時点)
小2で不登校になり、その時はADHDの2次障害と言われました。
当時は毎日『死にたい』と言って辛い日々でした。学校どころか外にも行けませんでした。
毎日試行錯誤、一進一退ありながら、今現在はたまに学校(支援教室)へ行っています。
学校へ行っても勉強はしてません。遊んでいるだけです。
家では最近ずっとPCでゲームしながらYouTube観ています。
*超偏食あり*多弁*HSC気質あり*生活リズム乱れがち(寝入りが苦手です)
*とても敏感、繊細くんです。

①
全然やっていません。本人拒否。

②
カウンセラー(小児科)、支援教室の先生、同じ境遇の仲間。

③
中学、高校の選び方。



■「Shizukuishi」さん
8歳小学３年生
HSC （繊細で敏感）
学習障害　特に書くのが苦手
多動傾向あり

①
教科学習はしていません。興味を持ったときに、電卓を使って計算の仕方を教えたり、日々の生活の中で知りたいことを調べたりしています。文字は書きたいときに教えています。
動画を観るのが好きなのでYouTubeやプライムビデオでゲームや恐竜、生き物、宇宙、科学実験の動画を観たり、実際に生き物を飼ったり、たまに探究学舎さんのオンライン講座を好きなタイミングで受講しています。
今後、もしやるなら気が合う先生がいたら個別対応かなーと思います。

②
家族、branch、ホームスクールや不登校の仲間の保護者、困った内容に合わせて相談先を探します。



■「南無釈迦牟尼仏」さん
9歳、ASD/ADHD

①
学校では支援の先生の入り込みで授業を受けていたが、人が多くて耐えられないと本人が訴えたため先月から抽出に変え、その結果とてもリラックスして集中できている様子。学校以外では進研ゼミのチャレンジタブレット（全くしなくなった）と、学習支援のデイサービスに通っている。
特性で独特のこだわりやつまずきが見られるので、他に塾等何か良い手立てがないか考えている。

②
主にデイの先生。あと学校の先生、主治医、親の会。最近相談支援員さんから区の子育て相談室の利用も提案されたのでアポを取ってみようと思っている。

③
合う主治医の見つけ方。他の科と違って転院し難くないですか！？
変えたいのですが、手帳の更新などでタイミングがつかめません。



■「田坂幸子」さん
8歳　ASD ADHD LD

①
不登校から半年。本人の意思でホームスクーリングを始めました。一緒に学び始めたことで、私自身ワーキングメモリーや誤り分析について学ぶきっかけになりました。
（普通級に在籍→学校で用意されている教材は本人には非常に使い辛そうだったので「通級で使用している教材を使わせて欲しい」と学校に相談しましたが「難しい」との返答でした。教材の配付と教材費の引き落とし、ついでにＰＴＡ会費の引き落としを止めてもらい、本人に合った教材を購入する費用に充てることにしました。）
次第に一般的な勉強と言われる学び方は本人には合っていない！！と感じるようになりアンスクーリングを提案。『好きなことを好きなように学んで欲しい』と日々伝えています。本人も大喜びで現在継続中です。

②
以前は、学校、病院、放デイ、、
など、いろいろありましたが、全拒否＋ひとり無理＋父親多忙のため、今のところゼロです。。
が、あまり『困った』と思わないようにしています。

③
別のアンケートで『日常生活におけるオススメ』と書きましたが、具体的には、お風呂に入る時に気持ちを切り替える方法とか（←お風呂が怖いという想いもアリ）日常の些細なことでオススメがあったら聞かせてほしいです。



■「かな」さん
6歳　凸凹タイプ

①
自宅でプリントを3枚程度
場合によって、やらない日もある

②
幼少期よりお世話になっている療育の先生

③
ブランチのメンターさんを使っている方に
頻度や内容など聞いてみたい

低学年の子を持つ保護者の方に
平日の親のリフレッシュの方法
子どもの居場所（ブランチ以外）
同年齢や異年齢との関わりについて



■「アリー」さん
7歳。かんしゃく、コミュニケーション苦手

①
いわゆる教科書等を使った勉強はしていません。
勉強と言えるものは、NHKの算数の番組を見たり、大科学実験を見たり、実験をやってみたり、日常で経験できるものしかやっていません。（座ってドリルをやるとかが苦手なため）

②
ブランチ、みくりキッズクリニック、心理士、発達障害の専門家の信頼してる方、あとは特殊ですが、知り合いから信頼できる霊能者を紹介していただき見てもらったこともあります！（悪霊がついてるんじゃないかと心配になるくらい大変だったことがあるため笑）

③
発達障害の子の兄弟の子育てについて



■「なつみと」さん
10歳。ASD

①
全くしていません。
心配だけどしょうがない。
本人がその気になるその時を気長に待っているところです。

②
病院、スクールカウンセラー、区の教育相談、スクールソーシャルワーカー、適応指導教室、学校の先生などにお世話なっています。継続して関わってもらっているところもあれば、今は関わっていなくても必要な時がきたら必要な対応をしてもらえるように、とりあえず繋がっている状態な所もあります。

いつも思うのは、誰かに何かを相談するのってムズカシイ…という事です。
複数の機関に相談に行き関わる人が増えればその分だけ、担当者との相性が良くないとか、どう頑張って話をしても理解が得られないとか、困ったな…となることが少なからずおこります。
相談しに行ったら、さらに悩みが追加されグッタリ疲れて帰ってくる、そんな事が度重なれば相談するのが嫌になったりします。
でも求める支援を得るためには、そうゆうのを頑張って乗り越えなくちゃいけなくて、それには相談する側にそれなりのスキルが必要とされるよね、といつも思います。
そのスキル、誰もが身につけてる訳じゃないと思うのだけど（少なくとも私は結構大変）そんな悩みはどこに相談すればいいの？
と思います。



■「rikato」さん
11歳。興味や関心の幅が非常に狭いですが、興味を持った物があると集中力と記憶力を発揮します。
感覚過敏や不安によるこだわりがかなり強いので、外との関わりが苦手です。

①
適応指導教室へ通っていた時は、漢字やパズルなどのドリルを持っていき、本人の気が向いた時にやっていました。
自粛期間中はタブレット学習を始めたりもしましたが、３ヶ月ほどで辞めまてしまいました。
自粛明けからは適応指導教室へも行かなくなったので、今、勉強は何もしていません。

②
月に一度の通院で、児童精神科の先生にその時の困り事など相談しています。
また、私が発達凸凹アカデミーという所で発達障害の子供のことについて勉強中なので、インストラクターの方にお話を聞いてもらう事もあります。



■「みっちー」さん
8歳。いろいろに敏感。おしゃべりが好き。発達診断はこれからです。

①
・とにかく学校で勉強が嫌いになってしまったので、本人はやりたくない
なので、少しずつ忘れないようにやるといった感じで、３年生ですが学校でやっているであろう事には追いついていません
↓またにやる事
・タブレット学習を気が向いたときにちょっとだけ。
・九九の問題を口頭で出したり
・会話の中で知識になりそうなことや計算の練習になりそうな事があれば一緒に考えたり

②
相談先がないのが現状です

③
日中、お子さんと何をして過ごしていますか？



■「まきお」さん
発達凸凹あり。基本的には穏やかですが頑固です。いじめにより小４より登校を拒否。その後小学校卒業まで適応指導教室や特別支援教室を利用し、まれに図工などで個別に登校。現在中学校では特別支援教室利用。

①
登校しなくなってしばらくは遅れないよう家庭学習に取り組みましたが勉強嫌いになりました。小学校卒業まで教科書はほぼ開かず。私自身焦りはあったけれども、まずは安心できる場所や人との関わりやいろいろな経験をすることが大切という考えに少しづつシフトしていきました。
息子の希望通り知っている生徒のいない市内別学区の中学校に入学しました。コロナもあり週１回１時間の特別支援教室への登校もほとんどできていません。気にしていませんでしたが、いきなり夏頃に息子が、クラスでみんなと授業を受けたいので今までしていなかった勉強しようかな、と言いました。驚きましたが家族で話し合い、オンライン家庭教師をお願いしています。今後どうなるかは分かりませんが、今のところ楽しんでいる様子です。

②
特に決まったところはありませんが、
適応指導教室に通っていた時にお世話になったカウンセラーや保護者の方と時々ある集まり、branchDiscord内でのみなさんの会話や情報、保護者会はとてもありがたいです。

③
日中、お子さんと何をして過ごしていますか？



■Aさん
9歳。ASD ADHD

①
保健室登校なので、そこで少しプリントなどをやる
宿題も少しだけでるので、それを毎日取り組む
足りない分はスマイルゼミで多少カバー
英語は習い事でお遊び程度続けている

②
主治医　スクールカウンセラー　療育　養護教諭

③
切り替えが苦手、面倒なことは先延ばしにすることにどう対処しているか



■Bさん
①
教科書のような勉強は、今はとくにしていない。
ゲームやYouTubeを見て、疑問に思ったことを聞いたり調べたりしている。
そして、人と話して(アウトプットをして)さらに考えたり、気になったことを調べてみたりしている。
人(信用できる人)と話すことは、息子にとっては重要なことなんだな、と最近とくに感じている。
好きなことを人に話すことで、学んでいることが沢山あるのだと思う。
面白さや楽しさを共有したいという思いからか、一生懸命話している。
説明(中々伝わらないこと)を諦めなくなったり、自分の出来ること(iPadを見せながらなど)で伝えようとしたり、息子なりの手段を用いるようになってきた。

以前は、iPadを使う、アプリをやるなど試しながら、勉強させようとしていた。(今考えると、させようとしていた)
が、親の希望が強くなると(心配不安から子供の為、困らないようにと思って、というのは親の勝手で)、前向きでないことからの習得はしにくいし、親子の関係性も悪くなり、悪循環でしかなかった。
いいのか悪いのかはわからないけど、今は解放された。
興味を持つ、それを調べてみる、好きなことを続ける、安心感を持てることが、息子の今することなのかな、と不登校になり思うようになった。
あと発言ややり取りの中で、年齢とともに、親が思うよりも、子供は感じていること、考えていることがあるんだと思った。

情報難民にはならないように気をつけている。(本人が気がつかないことなどを含め)
親が調べたこと、知ったこと、こんなもの(こと)があるよ、という情報を伝えたりはする。
選ぶのは本人。
すぐに断るとき、やってみようかなと返事をする時など色々。
年齢、時期、タイミングなども関係するかなと感じているので、本人が1度断ったことでも、情報としては伝える。

②
心理士
支援センターの先生など。

ベースの考え方は、親の会みたいなところで。
指示待ちにしない。環境調整。本人が選ぶ(誘導しない)。見通しを持つ(スケジュール)。葛藤を取り上げない。母子分離(思春期)。責任を奪わない。など。



■Cさん
9歳。ASDで集団生活が苦手、こだわりが強い

①
登校出来た日は、支援級のため、個別の時間帯に国語算数を中心に学習しています。(小３の夏休み明けから支援級に転籍。それまでは、学校に行っても学級文庫の本を読むだけで授業はほぼ聞いていない状況でした。本人も学校では本が読めれば良い‼️と言い切っていました。)

在宅時(学校に行かない日)は、通信教育を使用して４教科を学習しています。平均して１日２時間程度。
最近は、自己流で問題を解こうとして余計に混乱していたり、明らかなミスを認めなかったりするので、困っています。

②
児童精神科のDr.、教育センター



■Dさん
11歳。広汎性発達障害

①
学校で習う教科学習は現在は全くしていません。タブレット学習（スマイルゼミとすらら）や家庭教師を試しましたがいずれもうまくいかず、現在は興味のある本を一緒に読む程度です。

②
発達専門のクリニックに３か月に１度通っており、医師に相談しています。
以前はスクールカウンセラー、外部の心理士の先生に聞いていただいていた事もあります。



■Eさん
ADHD強めの特定不能の自閉スペクトラム

①
発達専門の塾と家庭学習と適応指導教室には行っているが、書字が苦手なので、いろいろと大変です。

②
主治医　カウンセラー　
親の会→地域や、発達特性に特化した団体の先輩お母さん方のお話が、とても勉強になります。

③
小学高学年から、中学生以上の保護者様と、進学やその先について情報交換する機会があればと思います。
高学年以降は、一気に現実的な話になってくると思いますので。



■Fさん
不登校　発達障害等のテストは本人が病院へ行きたがらず、まだ受けられていません。

①
クリニックの先生から「今は無理にさせない方が良い」と言われ、何もしていない状態です。正直不安ですが。。。

②
ブランチルームの田村さん。
受診している児童精神科の先生。



■Gさん
①
小6までは算国は家庭である程度教えていました。算数は市販のドリルを闇雲にやるより、教科書を順に沿ってやると身につくようにうまくできているなと感じました（人の何倍も時間はかかりましたが）。

国語は漢字は覚えられないので、読めればいいという気持ちで。読解に関しては、興味があるものを時々読む程度です。

担任と関係が悪いときは、支援員や転任された先生など少し離れた立場の方が力になってくださいました。

②
とても困ったときは主治医に相談します。診断がついてからかなり経つせいか、どこに相談しても目新しい答えがない感じになってきました。

教育や療育にも流行があるのを感じます。10年前に良かれとやっていたことが、全く否定されたりアップデートされたりする中で、正解はなくその時々で自分が良いと思ったことを選択しようという境地にいます。