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質問箱まとめ④後編【WISCなどの検査について】

2021-10-28

保護者さんへの質問箱シリーズ。
ご回答いただいた方、ご協力ありがとうございます。
(Discordネーム掲載可と回答してくださった方は、敬称略にて記載します)

第4回目の後編では、以下の質問と回答をまとめていきます。

目次

【質問④】WISCなどの検査は受けましたか?受けた場合は、検査に至った経緯を教えてください。

  • 言語訓練に通っていた時に、ADHDのような落ち着きのなさが見られたため、福祉センターの先生の勧めで受けました。(匿名希望a)
  • 受けた方が良いよ、と勧められて。先日、4年ぶりに受けましたが、「進学で中学に配慮してもらえる点を強くお願いできるから、もう一度受けたほうがいい」と巡回の先生にアドバイスされました。(akiko)
  • スクールカウンセラーの勧めで「得意な事、苦手な事を知りたいからクイズに答えてみよう」と精神的に1番不安定な時に受けてしまい、途中でギブアップしてしまいました。(診断に至らず)以後、警戒心が強く受診できなくなってしまった。(匿名希望b)
  • 特別支援学級を利用したかったので、就学前と中学進学前(小5の時)に受けました。就学前はASDかどうか診断するため医師から勧められました。小5の時は学校を連想させるものへの拒否感が強い時期で、テストと聞いただけで不機嫌になり、3日に分けて行いましたが最後までできませんでした。市に提出する書類を揃えるためとはいえ、辛い思いをさせてしまいました。(たこやき)
  • 検査済み。テスト受けたらアルバイト料としてお金もらえるよと伝えたら、喜んで受けていた。まだ6歳だったのでできたのだと思う。今8歳の時点では難しい。(はらっぱ)
  • WISCは通級か支援級なのか、どちらが適切か判断するため、教育センターで受けた。(1年生の頃、学校からは支援級を勧められたが、私は通級が適切だと感じていたため。) K-ABCは、小学3年終わりに療育センターで書字障害があるのではないか?と私が相談し、ドクターも必要と判断したため受けた。(匿名希望c)
  • 受けようとしたが、拒否反応だったので断念した。(kacobe)
  • 検査を受けてみたいが本人をどうやって誘うか3年悩んだ。5年生になり今後の進路を考える材料の一つとして検査を受けたいという気持ちが大きくなった。また、同じ小学校の保護者からも検査をしたという情報を数件聞き決心がついた。検査したらゲーミングパソコンを買ってあげると提案したらすんなりOKだった。(匿名希望d)
  • 保育園から指摘があり、療育センターと繋がったのが3歳くらいで、4歳で田中ビネーを受けました。小1のとき、知り合いのお母さんたちと、作業療法士さんに子どもを見てもらう機会があり、そのためにはWISCを取っておいたほうがいいということになり、やむを得ず受けました。3回に分けて受け、本人はとても頑張ってくれました。今思うと、あのとき無理に受けされなくても良かったかなと思っています。せめて小2の後半など、不登校の本人の気持ちが落ち着いてから受けても良かった気がしています。(セリタエリ しおんy母)
  • まずは検査してからと思ってたので、そこからスタートしました。とくに躊躇もなく検査しました。運良く、すぐに検査できたので良かったです。普通は半年待ですが、うたは半月後に受けられました。(サッコ)
  • 不登校になって教育支援センターで相談するようになり、相談員の方から「特性を理解できるとサポートのヒントになりますよ」と言われたため(梅子)
  • 不登校がはじまり学校に相談したらWISCをすすめられました。(Kazue)
  • 不登校になり、病みかけてたので、病院に行ったらすぐに検査となった。(たろさん)
  • WISC-Ⅳ受けました。小学校の通級の先生が勧めてくれました。(匿名希望e)

【質問⑤】WISCなどの検査を受けてよかった点があれば教えてください。

  • 凸凹があるということ、何が得意なのか不得意なのかが分かったのはよかったです。ただ、WISCの見方って難しいですよね。成長とともに変わるので、参考程度にしています。(匿名希望a)
  • 得意な所、苦手な所を把握でき、それに対しての援助が出来て、受けて良かった。(akiko)
  • 得意なこと苦手なことが分かりましたが、その結果をふまえた指導や療育を受けて来なかったので(通級の先生が検査結果を見ているかどうか不明)、良かったのかどうかよく分かりません。(たこやき)
  • 診断名を聞いて整理がついた。何が得意で、不得意かがわかってよかった。(はらっぱ)
  • WISCは教育センターで受け、結果としてはそれほど凸凹はなかったが、いずれ書字に困難が出るかも?ということや一年生ではよくある🌸などのイラストより○や△などシンプルな方がわかりやすいなど、対処法を知ることが出来て良かった。教育センターの見立ても「通級が適切」となり、その後学校とも定期的に指導主事が関わりを持ってくれることになった。(余談ですが、検査のあとも定期的に指導主事と相談をしており、WISCの結果を確認をしながら指導主事はアドバイスしてくれていた。しばらくしてから、「実は、保護者にはお渡ししていない詳しい資料がありまして…」と言ってそれを確認していることがあった。保護者には「心理士も忙しく書面作成の時間が割けないので、口頭で詳しい結果をお知らせします」と言われメモしたのはなんだったの?詳しい結果を保護者が知らないってどういうこと?と不満を感じた。すみません愚痴でした。) K-ABCの結果で「書字障害」と診断を受けた。学習上での得意不得意を知ることが出来、不得意なことを息子に無理強いさせることがなくなった。(匿名希望c)
  • 検査をする前は疑心暗鬼なまま時間が経っていったが、検査をして診断が出ると、やっぱりそうだったんだと腑に落ちて気持ちが楽になった。発達障がいという目線で、接し方を学んだり、本人の居場所を探したり具体的に行動に移せるようになったことが良かったと思う。だけど、小5で検査は遅かったと思う。もっと早く検査を受けて配慮の中で学んでいたら、勉強嫌いにならなかったかもと思う。(匿名希望d)
  • 本人の生きづらさは、凹凸の差が大きいからだと思っていましたが、WISKの結果をみると凹凸の差はあまりなく、あっても数値の差は9くらいでした。そこから、自分の中でずっと「なぜ凹凸の差が少ないのに生きづらいのか?」が問のテーマになり、本田秀夫先生の著書との出会いもあり、息子の特性理解にとても役立ちました。(セリタエリ しおんy母)
  • 好きなこと苦手なことや視覚優位とか特性が理解できて、支援方法も具体的に用紙に書いて渡してくれました。数値だけではなく、どうしたら良いのかとか結果聞くたときに心理士さんが教えてくれました。(サッコ)
  • 息子の特性を数字で客観的に確認でき、また相談員さんや医師からも「かなり凸凹があるので、間違いなくサポートが必要な子です」と言われて、それまで私や息子の努力不足なのでは…というモヤモヤにひとつ区切りがつき、息子にあったやり方を選んでいこうと気持ちが固まったこと。発達クリニックの医師、放課後デイサービスにつながるきっかけになったこと。(梅子)
  • 客観的な意見を専門家からもらえて、夫や家族に息子のことを分かってもらえたこと。みんながそれぞれ凸凹があるって面白いなぁ~と思いました。苦手な部分が分かったので、無理に学校や集団にいれなくて良いのかも、と知ることができたこと。(Kazue)
  • 何に困ってるのか、何が得意なのか、はっきりと認識できた。発達障害がわかってから、子供のことだけでなく、夫や自分のこと全ての理解に繋がった。(たろさん)
  • 本人の困りが、とてもわかりにくく、本人も大人も、モヤモヤしてましたが、受けた事で、可視化出来ました。(匿名希望e)

運営スタッフより

質問箱まとめ④後編は以上です。

WISCなどの検査は、支援を受ける際に診断が必要な場合や、就学・進学前に勧められることが多いようですね。
一方で、検査を受けることでのお子さんの心身の負担や、どのように説明や導入をするのかということは、無視できない大切な点だと感じました。
また、検査はひとつの道具・見方であり、その子のすべてではないということも留意すべき点かもしれません。
結果を上手く活用することで、適切な理解や支援に繋がることができたり、周囲の家族や関係者にも伝えやすいというメリットもありそうです。

今後も、定期的に質問とまとめを行っていきます。
引き続きご協力よろしくお願いいたします。

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