MENU
新着記事がアップされました! CLICK!

いつも疲労の中

保護者Aさん

知り合い(発達障害当事者の大人の方)のお知り合いが投稿されていた記事です。

ウチの息子は感覚過敏があり(以前よりはかなり改善しましたが)、間違いなく私よりしんどい思いをしながら毎日を生きているのは重々わかっているつもりですが、日々の生活の中でふとその大変さを忘れてしまう時があります。 改めて自分自身にリマインドしてあげると、一生懸命な息子がより愛おしくなるので、定期的なリマインドは必要だなぁと感じています。 皆さんに当てはまる事ではないかもしれませんが、シェアさせて下さい

——————————
「いつも疲労の中・・」 ~世界自閉症啓発デーに~

自閉症の子(者)はとても疲れやすい。

それは、
視覚・聴覚・嗅覚・・・前庭感覚、、あらゆる感覚が敏感(過敏)で繊細なため。

その受容器で受けた「感覚」を
そのまま、「統合」されずに受け取ってしまうために、
いちいち身体・精神の各部が反応してしまう。。

例えば空腹は、

頭痛として
吐き気として
胸の痛みとして
膝の痛みとして
めまいとして感じとってしまう身体は
大変な疲労として現れてきます。

さらにその空腹の対処法もなかなか見つからず、
呆然と立ち尽くすしかありません。

エアコンの音、その臭い、
外に歩く靴の音、人の囁き、
窓から差し込む陽光の痛み、
畳の冷たさと布団との落差、
人の息の臭いとその風速、
ドアの開くその揺れ、
人の行き交うその揺れ。。。

あらゆる事象を 様々な感覚で、 また同じ資格でバラバラに激しく受け取ってしまいます。

様々な刺激を
全方向から受け取ってしまうがために

それは
「鈍麻」として現れることもあり、

そのため
暑さがわからない
痛みがわからない
味がわからない
疲労がわからない。。。という、
外界隔絶の状態をも招くことがあります。

それで突然、
疲労が襲ってきて動けなくなる、
何日間も横になるしかない、
毎日、発熱や頭痛、吐き気に襲われる、、。

本人もよくわからずに
それは「急に」襲ってきます。

そんな場面を よく見かけませんか。。

発達障害の特性を 「個性」として捉えても良いのですが、

「みんな違って、みんないい」なんて標語より

もっともっと彼らの様態とその苦しみ・辛さを
考えていく場面が必要です。

世界自閉症啓発デーだからこそ、

自閉症を
表面的に語るのではなく

その内面の苦しさ・辛さに ぐっと接近していく場面が

もっともっと ほしいのです。

https://discord.com/channels/698119637128314912/708505850603634764/963477311422865488

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次
閉じる