保護者さんへの質問箱シリーズ。
ご回答いただいた方、ご協力ありがとうございます。
第50回目では、以下の質問と回答をまとめていきます。
目次
①お子さんの夜驚症でお困りになったことはありますか?あれば、どんな状況だったか詳細に教えてください。また、その後治ったとしたら何が理由で治ったかも教えてください。
- 1歳10ヶ月〜2歳半くらいまで夜驚症のような症状がありました。(当時は夜驚症なんて病気も知らず、病院へも行ってないです。)毎晩1時半くらいになると大泣きしながら大暴れしていました。声をかけて宥めても全く効果がなく、抱きしめようとすると嫌がって殴ってくるのでどうすれば良いのか全くわかりませんでした。第二子出産のために里帰りしていた時期から症状が出たので、環境が変わったストレスなどが原因かと思っていました。
- 夜驚症はないです。
- 夜泣きは、生まれた時から、ずっとひどかったですが、夜驚症も、小学校低学年までありました。
夜中に、突然すごい勢いで泣き出し、何かに怯えているような、パニックになっているような状態で、親が何を言ってもやっても、見えてない、聞こえてないような状態で、全く効果がなく、放置するしかないことを悟りました。20分間ほど全力で泣き続け、自然と収まりました。
当然、親は起こされますが、なす術はなく、収まるのを我慢して待つしかありませんでした。子どもが生まれてからずっと夜、通して寝られることが夢でした。
夜泣きが起きやすいのはいつか、はっきりは分かりませんが、遠方の祖父母の家に泊まりに行った時は、よく起こりました。環境が変わったり、昼間の刺激が多いと、起こりやすいのかな?と思いました。
こうしたら治った、というのは分かりません。小学校中学年くらいから、なくなったので、成長して、自然に治ったのかな、と思っています。 - 確か2歳〜3歳くらいだったと思います、
一時期夜驚症がありました。その時はこれが夜驚症とはわからず、後からネットで知りました。突然泣き叫び、時には暴れたりもありました。そのときは声をかけても反応しませんでした。
夢遊病かなと思い途中からは声をかけずただ、ケガをしないように身体を抑え落ち着くまでまちました。
度々夜中にそういったことがありましたが
特に病院に相談したらはしませんでした。
あの時どうしたらいいか息子をみながら観察して、もしかして暑さもあるのかもしれない(子供は暑さが苦手なので)涼しくしたり氷枕を使っていました。
それが治った理由かはわからないのですが、一理あったかもしれないと思っています。
氷枕は1年中、本人の希望で使っています。 - 今のところはありません。
- 深夜に泣きながら徘徊していたことがあります。虐待あった父親と面会したあとだったのでそれが関係あるかと思います。父親との直接面会は私が保護者のうちは避けた方がいいのかなと思っています。
- 「夜驚症で困った」のかは、定かではないですが、不登校になる前後(小5)に、夜中にはっきりした寝言、暴言が多かったです。充分に寝られてなかったと思います。
笑い話として扱ってしまってましたが、不安、焦燥感の現れだったろうと。そこから、どんな夢見たと話を聞くことで、今の心の状況、学校にいきたくない理由を推測していました。
改善したはっきりとしたきっかけ、理由はないですが、以前よりは不安や追い詰められ感がなくなったので、睡眠の質は改善し叫ぶことはなくなったかと思います。 - 一度だけ夜中に声を上げたことがありましたが、それ以降はありませんでした。特に何もしていません。
②発達障害と診断(もしくは疑い)されてすぐにどんなことを知りたかったですか?また、その情報はどのようにその後入手しましたか。
- 障害のある子供がどのように生きていくのか、親が亡くなった時にどういう場所を頼るのか知りたかったです。何もわからなかったのでまず市に相談しました。
- 子供の療育的な情報がまったくわからなくて、どこでなにができるのか、したらいいのかわからず、通っていた発達専門外来でできることや、区の療育相談所等でできることくらいしか選択肢がありませんでした。なのでそこでうまくいかないと、行き詰まってしまい何もできなくなった記憶があります。その後はブランチのコミュニティや自分で調べる等して、その時できることを試してみるだけで、いまだに模索してます。
- もともと仕事が発達障害の専門だったので、特別新たに知りたいということはなかったかもしれません。
- 初めての子供だったので子供と自分が何に困っているのかもわかっていなかったです。家庭に介入して、困りごとを洗い出してくれる方がいたらよかったな、と今になって思います。何に困っているのかは診断名から書籍などで勉強するようになって段々自覚できるようになりました。
- すぐに知りたかったことは、
・どう接したらよいのか
・将来、どういう進路を進んで、どういう
社会人になるのか
ということです。
接し方については、本を購入して読んだり、療育センターでやっているペアレントトレーニングに参加して学びました。
ただ、主人の協力がなく、ワンオペ家事育児で、周りに同じような親子もいなかったので、ストレスをため、うまく子どもに接することができませんでした。孤立無援で孤軍奮闘していた感じです。
将来の進路については、ずっと分からないままでしたが、最近になって、親の会や、市の教育センターでやっているペアレントメンターの講演会などで、先輩お母さんのお話を聞いて、少しずつイメージできるようになってきました。 - 対処法や焦らなくて大丈夫だという助言が欲しかったです。
情報は発達相談センターや町の子育て相談の心理士さんから。 - 疑いがあると言われて、そもそも発達障害のことをよく知らなかったし、どこか他人事のように感じていたので、ネットや書籍で調べるようになりました。
- まず障害と言う言葉にグサッときました…市で子どもの心理相談を受けてるのでそこで色々不安を伝えたり教えて貰ったりして不安を解消しました。
- 質問とずれるかもしれませんが
発達障害があるのか、不登校の背景の理由のひとつなのか、知りたいとは思いました。が、不登校や生活態度以外すごく困っていることがない状況で、診断すべきか、を判断する情報は欲しかったです。
なので、センシティブな話題かなと思いつつ、ここのコミュニティで質問しました。 - 障害手帳の事や受けられる支援の事。ネットで調べたりしています。
- 子どもの言動を、どのように解釈したらよいのか。どのように反応したらよいのか。心理士さんと面談していくなかで学んでいった。
- 5歳の時にASDの診断が出ました。ASDに関する情報は書籍やネットでも手に入りますが、就学に向けた準備や、地域の小学校に関する情報(特に支援級について)が全くない状態だったので、不安でした。通常級と支援級のどちらを選ぶべきか、合わなかった場合はすぐに転籍できるのか、合理的配慮にはどのようなものがあるのか、通う予定の小学校ではどこまで対応してもらえるのか、サポートブックの作成などなど。とにかく手探りでした。
- WISCが、どういう存在か知りたかった。2ヶ月経った頃、大学時代からの友人で詳しい人から、学校での苦手を見るテスト、だから、情緒や、得意な事とかは見てないよ、と言われて、結果を少し客観的に見るスタンスが出来た。
③お子さんが学校行き渋りになったり不登校になった際、最初にどんなことを知りたかったですか?また、その情報はどのようにその後入手しましたか。
- 不登校の子が普段何をして過ごしているのか知りたかったです。人と関わるのが嫌な子ではなかったので、学校に行きたくないならそれでいいから他に居場所があるといいなと思いました。ネットでフリースクールなど調べました。
- 身近に不登校仲間がいなかったので、顔も知らないコミュニティの人たちと繋がるのみでしたが、できれば近所の似たような悩みを持つ家族がいるのか知りたいはと思っていました。その後特に情報は得ていません。
- 学校以外に通える場所、居場所について。ネット検索、口コミ。
- 行き渋りの間は、無理矢理にでも行かせた方がいいのか、休ませた方がいいのかわからず途方に暮れました。休むと決めて落ち着いてから相談先を自力で探して方々相談しましたが、行き渋りの段階で、学校からでも相談先を紹介して欲しかったです…。相談先はSNSや自治体ホームページなどで探しました。
不登校になってから(小学校低学年)は、元気なのに行き場所がないことに困りました。居場所の情報というか居場所自体が少ないんじゃないかと思います。 - 不登校になった際、今後の進路については気になりました。
情報は、やはり、先輩お母さんのいる親の会に参加して、話を聞いたことが、参考になりました。
内申点が取れなくても、入れる高校(通信制高校や、都立のチャレンジスクール)があることや、中学生時代不登校でも、多くの子が、高校からは登校できるようになっていることを知れて、励みになりました。 - 保育園の時は、まず休んでいいことを知りたかった。頑張らなくていいんだと言ってもらえたらどんなに楽だったかと思います。また選択肢はいっぱいある事を知りたかったです。
その後の情報は、テレビ、講演会、ネットで。 - どうしたら学校に復帰できるようになるのか。まずは市の教育センターに相談しました。
- 最初はなぜ行かないのか、だらしない、ふがいないと負の感情が爆発しました。でも自分の子が不登校になるまでは、そういった状態になる子どもへの対応のしかたもスルーしてしまうでしょうし、最初の対応って本当に難しいですね。
- 周囲がどう行動すべきか。不登校と一言でくくれないので、様々なケースに合わせた対応の仕方。そしてそれらをどこに聞きに行けば良いのか。
まず喜んで休ませる、だったと今なら分かるが、その時持っていた知識、例えば「一週間休んだらほぼその後戻らない」「休むなら他のことをすべき」などにとらわれた。
その後は、様々なネットでのソース、スクールカウンセラー、など。 - どのような書類を学校に出せば出席認定されるのか。先生に聞きましたが、学校でもあまり例がなく手探り状態です。
- 学校に行かせなくて大丈夫なのか。何が大丈夫な状態なのかはわからないけれど、漠然とそう思っていた。
- 不登校になってすぐは、それまでの付き添い登校や癇癪の対応に疲れきっていたので、何か情報が欲しいという状態にはなかったように思います。自分達にどういう情報が必要なのかもわからない、考える余裕がない、そんな感じでした。
自宅から通える範囲にフリースクールがあるかな?と思い、「自治体名+フリースクール」などで検索してみたものの、複数の子どもが集まって活動する場所は今の息子には難しいだろうと思い、かえって気分が落ち込みました。市のホームページで不登校支援の情報などを読んでみても、気が重くなるだけでした。
漠然としていますが、今になって振り返ると、「不登校でも大丈夫」「学校に行かなくても道はある」と安心できるような情報を求めていたのかなと思います。 - 相談先が知りたかった。学校に相談して、自治体の教育相談室を紹介してもらった。
④Branchコミュニティの中では「自己開示」をして(ご自身の悩みや、お子さんについてなど)、保護者さん同士でコミュニケーションを取っていますが、どのようなきっかけで自己開示したか覚えていたら教えてください。(自己開示すると、その後他の保護者さんとより親密にコミュニケーションを取るようになっているようですが、きっかけを詳しく知りたいと思っています)また、なぜ自己開示ができたのかも、理由が分かれば教えてください。
- 自分が苦しくなりどうにもできなくなり、誰かに聞いて欲しい&聞きたいとなった際に、想いを吐き出すようにDiscordに状況を書いたら、たくさんの優しいメッセージをいただいて、似たような想いをしてる方と個別にメッセージしたり繋がるようになるのかなと思います。
- せっかく入会したので、できるだけ積極的に輪の中に入りたいと思っていたので、自分が「あるある」と思ったネタはさっそく食いついていきました。ブランチラジオもせっかくなので発言しようといってみました。
ただ、私自身は子どもが生まれる前から発達障害・不登校の支援者側でもあったため、保護者として不登校になったこと自体の葛藤がすごく少なくて、子どももソフトランディングできてそこまで大変じゃないので、なんとなく浮いてる、同じように悩んではいないなと感じてしまい、その後はあんまりなんにでも発言をするのはやめようかなと思ってきたところです。でも、ブランチに入ってみなさんの自己開示の発言読ませてもらったことで、改めて不登校って、子どもも親もこれほどまでにダメージを受けるものなのだ…と、・・・・もちろんずっと支援をしてきているのでずっとそう思ってきたんだけど、なんかまた改めて改めて、学校そのものを変えてもらわなければいけないんだ、選択肢を増やして、いろんな学び、育ちの場を作っていかなければという思いがさらにさらに強まっているところです。 - 保護者会で他の保護者さん達が踏み込んだことまでお話しされているのを見聞きしているうちにここでは自分の事情をそのまま話しても大丈夫な場なんだな、と思うようになった気がします。ベースに不登校や発達の問題を抱える子供がいる、という共通点がある安心感もあります。
- 困ったことがあった時、皆さんはどうしているか知りたいと思った時や、多分、共感されることが多いかな?分かってもらえるかな?と思えたことがきっかけだと思います。
プラスの対応ができたということだけでなく、マイナスな気持ちになったり、イライラてしまったり、こんな話できないな、と思っても、他の方のそういう話を聞くと、自分だけではないんだ、自分はダメだと思わなくていいんだ、と思えて、そういう話をしてもいいのかな、と思えます。 - 最初は見せて頂くだけ、と思っていたのですが、皆さんのオープンなやり取りを見ているうちに、自分の子供と同じ困り感を持つお子さんが、ここならいるかも、と思い、聞いてみたくなりました。
そして一度質問して反応が頂けた時の嬉しさから、どんどん自己開示して話を聞いてもらいたくなりました。
皆さんがいつも惜しみなく自己開示や情報共有をしてくださるので、ありがたいと思いながら交流させて頂いています。
他の方の相談に答える時は、自分の経験談が何かの役に立てば、と思い、書くようになりました。大変だったことも、人の役に立ったと思えたり、共感し合えると嬉しいので、書くことが自分への癒しにもなっていると思います。 - 他の保護者さんが自己開示をして私も話てみようと思いました。
やっぱりマイノリティーだからわかりあえる話ってあると思うんです。
同じ境遇だからわかりあえるというか、他の保護者さんがご自分の話をされているのを読んで私だけじゃないんだって、どこか仲間意識が芽生えたのかもしれません。
自分の得た情報を他の保護者さんと共有してお互いが生きやすくなれるようなコミュニティならより幸せだなと、だから自分の話もしようと思いました。 - 他のみなさまが活発に投稿されているのを拝見して。
- 息子が特定の子と遊ぶようになり見守っていると、しばらくして遊ばなくなったため、原因を知りたいのとうちの子が何かしたのであれば謝りたかったので直接メールしたのが初体験です。
- こちらで保護者のみお世話になろうと思ったタイミング。
背景はさまざまだけれど、似たような境遇、考えの方もおられるコミュニティと認識したため。
基本、否定のない雰囲気
(一方でこの点は諸刃とも思います。流れが出来ていると、違う意見は出しにくい、容認ではなく、批判も含めた意見はもらいにくい、ような気もしています。) - 自己開示はまだ出来ていません。
- 最初は、ただただ、疑問に思っていたことを他のお子さんはどうなのか?他の家庭ではどう対処しているのか?を聞いてみたかった。藁にもすがる思いで。他の保護者さんの投稿を見ていると、共感できたり、そういう考え方もあったのかと発見がある。質問をまとめたり、答えたりするなかで、自分の考えや困りごとが整理されていく。自己開示し過ぎちゃったかな、と思う時もあるけれど。
- 最初は他の保護者さんの投稿を読んで、共感したりスタンプを押すところから始まって、少しずつ「自分のことも書いてみようかな」「誰かに聞いてほしいな」と思い、投稿するようになりました。家庭によって、不登校に至った背景も、今どういう状況にあって何に悩んでいるのかも、本当にさまざまだと思います。なので投稿する時は毎回ちょっと緊張するのですが、みなさんがスタンプを押してくれたり、温かい言葉を掛けてくれるので、安心できます。その安心感が次の投稿やコメントに繫がっていきます。
見る専の保護者さんも多いのかなと想像していますが、投稿しようか迷っている方がいたら、些細なことでもいいのでぜひ一度投稿してみて欲しいです。
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