
西原理恵子さんの『毎日かあさん』って読んだことあります? 上のお子さんが保育園から大学生になる(下のお子さんは保育園から高2)までの16年近い連載コミックなんです。多分にフィクション込みだとは思うけども、西原家の上のお子さん(男の子)のスイッチが入ったのは、なんと16歳で描かれてました。
本人が自分でスイッチ入れるまでは、 最低限の宿題をママの仕事場で一緒にやるとか、ママも勉強が嫌いで苦手だから、塾に行かせたり個別指導受けさせたりするんだけど、ぜーんぶほぼ意味なし。
海外旅行もガンガン連れてくんだけど、これも記憶に残ってなかったり子どもにはピンと来なかったりで意味なし。 使った時間とお金がまったく意味ないくらい頭に入ってないし、本人にとってイヤな経験でしかない。そのくらい座学が嫌いで苦手で、ママの思う「良かれ」が裏目にしか出ない子として描かれてるのね。 16歳で入った彼のスイッチは「米国留学したい」なのだけども、 そこで協力をお願いされたママは「ここぞ」という感じでお金かけてあげて(塾と家庭教師)、 本人も勉強が大嫌いなのに、死ぬほど頑張って、留学条件をギリギリでクリア。 だけど、「これで留学できるね! で、どんな勉強のできる学校を選びたいの?」となった段で、息子さんが放った言葉は「勉強しないでいいところ」というオチがつき、 結局サンディエゴのゆるーい高校に1年留学して、英語と文化を体験して帰ってきて、「かーさん、誤解しないでね。オレは英語ができるようになったけど、『ただのバカ』が『英語ができるバカ』になっただけだからね」って言うの(笑) 『毎日かあさん』読んだら、 ああ、普段お勉強できなくてもしなくても、 一生に一度で良いから、やりたいことを自分で見つけられて それに必要だったら、どんなにイヤな勉強でも走り込みでも100本ノックでも頑張れて その結果、やりたいことに到達できた!という経験ができれば その後生きていくとき、ものすごいチカラになるんだろうなーと思いました。 うちの息子の今は、どんなに小さなことでも良いから「やりたいこと」を見つける気になれるエネルギーを溜めておく期間なのかなあって、息子を薄目で見ております
いつまでこのチャージ期間が続くのかわかんないし、スイッチ入ったときに、私たち夫婦が応援できる経済状況じゃないかもしれないし、 結局は自分で頑張ってもらうしかないから、その分のエネルギーもあわせて今のうちにチャージするしかないんだなあと
なんか、発達障害あるなしにかかわらず、親ができることってほんとうに限られてるんだなーって最近思うわー(寂しい) なーんて悟ったふうなこと言いながら、息子が高2くらいになったら、ぎゃあぎゃあ焦る自分の姿も容易に想像できて、悩ましいんだけど



毎日かあさん、少ししか読んだ事なかったです。そんな息子さんが出てくるんですね。似たものを感じるw読んでみます
○○さんの薄目と その先で、シレ〜とゲームする○○くんを想像してしまったw
ホント、○○さんが書いた通りだなぁ。こんがらがった私の頭の中を言語化して貰った感じです。ありがとうございます! いつかは?いつになったら?って考えてても焦るばかりですよね。入るか入らないか分からないスイッチだけど、こちらがチャージしてスタンバイしとくしか親はできないですね。 “一生に一度で良いから、〜の為に必死に頑張って、到達できた!って経験”……実は私自身がない
色々好きなこともあって、そこそこ頑張れてそこそこ出来る。でも熱量が凄く上がった事がないんです。私もまだスイッチが入ってないんじゃ無いか?と思うこともありw憧れますw おばあちゃんになってからでも大変身したいです!
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